BIOGRAPHY

竹原弘記は日本の岡山県で生まれた。4歳から書道教室に通い始め、1989年、1990年には全国公募展で最高賞を2年連続で受賞した。

2009年から「書道家」と名乗り、2011年から本格的に海外での書道活動を開始。これまでにフランス、アメリカ、イギリスなどの海外で個展や巨大筆による書道パフォーマンス、ワークショップ、そして、自身が名付けた「コミュニケーション書道」を展開してきた。

2013年には、NY・セントラルパークで開かれた「Japan Day@セントラルパーク」にて、和太鼓と三味線とのコラボで巨大筆による書道パフォーマンスを披露した。

2014年からは活動の中心をイギリスに移した。イギリス各地の学校から依頼を受けて、ワークショップや巨大筆による書道パフォーマンスを行った。書道をまったく知らないイギリスの学生に、スライドを使って書道の歴史を説明し、実演して見せるなど、日本の「書」を海外に広める役目も果たしている。

また、医療の分野であるターミナルケアで、書道ワークショップを行ったり、お祝いの儀式として学校創立150周年の記念イベントで書道パフォーマンスを披露したりと、書道の可能性の幅を広げている。

2016年から再び活動の中心をアメリカに移し、「日本文化」を書のテーマにしたニューヨークでの個展、ハワイの寺院での書道パフォーマンス披露と日本文化の普及活動も展開。また、日本文化を紹介するオリジナル書道かるたは、海外の関心も大きい。

作品づくりに関しては、表現の可能性の探求のため作品を生み出す道具づくりから行っている。自然の風合いをもつ青い線を書くために藍染めの本藍を用いた墨をつくり、深みのある表情豊な太い線を書くために複数の巨大筆を作った。中でも最大のものは、全長5m、穂首の直径0.6m、穂首の長さ1.1mの筆となっている。これらの巨大筆を用いた作品は、竹原弘記の代表作となっている。